NetBeans 10.0をOpenJDK 11.0.2で起動する
諸事情によりパソコンが変わったため、デバッグなどをするためにNetBeansも入れておこうと思ったら、いろいろ環境が変わっていたのでメモ。 動作確認してないけど、Windows10 64bitで起動するところまでは確認した。
1. NetBeansとOpenJDKをダウンロードする
これらがなければ始まらないので、まずはダウンロード。
NetBeansをダウンロードする
OpenJDKをダウンロードする
2. OpenJDKの動作確認
zipを解凍して普通にPATHを通せばよい。 C:\jdk-11.0.2
に展開してあったとしたら、環境変数からPATHに C:\jdk-11.0.2\bin
を追加してやれば java
や javac
が使えるようになる。
コマンドプロンプトなどで Java -version
, javac -version
を実行してみるとバージョン情報が表示されるはず。
C:\>java -version openjdk version "11.0.2" 2019-01-15 OpenJDK Runtime Environment 18.9 (build 11.0.2+9) OpenJDK 64-Bit Server VM 18.9 (build 11.0.2+9, mixed mode) C:\>javac -version javac 11.0.2
余談だが、一時的に実行したいだけであれば、cmd.exe
で set PATH=C:\jdk-11.0.1\bin;%PATH%
と打ってやればそのコマンドプロンプトで使えるようになる。
3. NetBeansを起動
これもまずはzipを解凍して任意のフォルダに配置する。 C:\netbeans
に配置したとしたら、 C:\netbeans\bin\netbeans64.exe
を起動したくなるが、そのまま起動するとJavaが見つからないというエラーになるので、その気持ちをまずはグッと抑える。
これを回避するために、 C:\netbeans\etc\netbeans.conf
を編集する。netbeans_jdkhome
という設定があるので、ここにOpenJDKのPATHを設定してやる。先ほど配置した場所にあるとしたら、次のように変更すればよい。
※コメントになっているので、先頭の #
は外す必要がある。
netbeans_jdkhome="C:\jdk-11.0.2"
この状態でファイルを保存し、netbeans64.exe
を起動すればNetBeansが起動する。
最初の設定はここまで。
4. プラグインをインストールする
基本的なプラグインは、Install PluginsをクリックしてInstalledタブを選択してから有効にしたいプラグインを選択し、Activateをクリックすればよい。PHPやJava SEなんかはこれだけで対応できる。
5. Java EEに対応させる
NetBeans 10.0をJava EEに対応させるにはNetBeans 8.2のプラグインを有効にする必要がある。そのため、まずは Settings
タブで NetBeans 8.2 Plugin Portal
を有効にする。その後、Available Plugins
タブで Check for Newest
をクリックするとNetBeans 8.2のプラグインが追加されるので、そこからJava EEなど自分が必要なものをインストールする。
使っていて気付いた点などがあったら、またあとで追記する。